航空機が定時運航出来ているかどうかを示す「定時着陸率」の
10年ランキングで、日本航空が2年連続世界一に認定されたそうです。

日本航空は昨年1月に経営破綻し、国内外の不採算路線からの撤退、
人員削減による大幅なリストラを実行しているなど、暗い話題が
多い中、飛行機を定時通りに運行していた実績が証明されました。

飛行機は10分20分の遅れは当たり前、といった感覚がありますが、
定時着陸が出来ない場合どういった問題が起きるでしょうか。
実際にロサンゼルスから成田への便が40分近く遅れた際、
乗り継ぎが間に合わず空港近くのホテルに宿泊したことがあります。
この費用は航空会社が出したのですが、宿泊代の他手続きなどの
処理業務が発生したことでしょう。
経費、人員が必要となるわけですが、こうした問題を発生させない
ことで経費削減に繋がるのですね。

表彰式は東京都品川区の日航本社にて行われたそうです。
調査会社社長から記念の盾を受け取った大西賢社長は、
「破綻後の混乱にも関わらず、車内の組織を越えて努力できた。
この成果を早期再生につなげたい」と話したそうです。

小さな努力は大きな収穫に繋がる、ということですね。
日々の努力を惜しまない日本航空が、再生できる日も
遠くないのかもしれません。